遠州まほろばの会

カラースモークの五輪を再び

現在は中止されている、空自ブルー・インパルスのカラー・スモークの再会へ、新たな挑戦が始まっているそうです。

五輪の輪再び カラースモーク再開へ挑む 産経新聞

記事中にもありますが、ブルーインパルスのT-4への機種更新に併せて、カラー・スモークの研究が行われました。川崎重工のサイレンサー(エンジン試験施設)での発色確認等、私も立ち会う機会を得て、それなりの思い入れがあります。

このカラー・スモークはスピンドル油に染料を混合させたものを、エンジンの排気ガス中に噴き出し、その熱により発色させるものです。油を燃やすものではありませんので、極薄くはなりますが一部は地上に落ちてきます。

記事中にあるように、防府北基地の航空祭において、周辺のマツダの出荷前車両表面にシミができるという事態が発生しました。オイルが付着するだけであれば洗い流せば済みますが、出荷前の保護塗装と染料が化学反応を起こして溶かしてしまうらしく、拭いても取れないシミでした(本塗装には影響なく、保護膜だけと聞きました)。
マツダからの訴訟も辞さないとの抗議で、使用中止に至っているものです。

なんとか問題を克服して、すべての国民に喜んで貰える展示ができるようになってほしいと願っています。

おまけですが、五輪のマークについて一斉にまん丸い円を描いたことが称賛されていますが、本当に難しいのは円を描き始める前の位置取りです。レーダーを持っていればそこから情報を得ることができますが、F-86も今のT-4もレーダーは装備していません。密集編隊から旋回開始位置までの機動を計算し、それを精密な操縦によりきちんと五輪マークに仕上げるのは、本当にすごいことなのです。

円そのものは、一定の速度及び”G”を保って水平旋回をすれば(簡単に言っていますが、これも結構難しいものではあります)、自然とまん丸になります、風さえなければ!




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