遠州まほろばの会

試験飛行ってなに!(オスプレイがらみの話)

岩国基地でようやくオスプレイの試験飛行が実施されたとのこと。

試験飛行に類するものには次の4つがあります。

・新開発の航空機について、各システム(脚の上下、操舵、与圧等々)が正常に機能するか否かを確かめる技術試験(主として製造会社が実施しますが、納入後試験担当部隊で再確認します。)
 
・同じく新開発機で、予定する(運用要求と言います)性能を出せるか否かを確認する実用試験(基本的データは製造会社が、実質的には試験担当部隊が実施)これを元に操縦指令、性能データ等マニュアルが作成されます。

・通常試験飛行とは呼びませんが、部隊で使用する際の細部データ(例えば、宙返りを開始するときの推力や、初速、高度制限等)を取得するために行われる運用試験

・そして、新造機や大掛かりな点検修理を行った機体や長期間飛ばなかった機体に対して行う機能確認試験というのがあります。

今回のオスプレイの試験飛行というのは、首長さんやマスコミの論調を聞いていると新規開発の全く不安な機体という趣ですが、実態は輸送の為にプロペラを畳んだりしているので、本格運用の前に機能全般をチェックしておこうと言うものです。勿論慎重に行われるでしょうが、本質的に危険性云々を言うレベルのものではなく、機能確認試験に過ぎません。

ちなみに空自の場合、運用試験や機能確認試験などの場合、試験飛行に対して支払われる「危険航空手当て」(ビール1本分程度の金額ですが)も出ません。(新造器の場合、国有財産として確認する責任がありますので、危険航空手当ての対象となります)

機能確認試験ならば、全国の空自基地で整備完了機に対して日常的に行われており、技術・実用試験は岐阜基地(各務原)で行われています。そこで安全性を確認すると共に、更なるデータ(速度制限、G制限等)取得の為に毎日難しいフライトを行っています。でも、岐阜基地の飛行開発実験団ではずっと無事故を続けています。

海兵隊が安全対策の一環として行っていることに対し、報道が気になったのでチョット書いてみました。




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